Last Update : 2004/01/25

「EX-Z4」 VS 「Optio S4」:マクロ撮影比較

10cm以下なら「EX-Z4」、10cm以上なら「Optio S4」が有利?

 両機種ともマクロ撮影ではズーミングに制限があります。 まず、撮影可能範囲と光学ズームの関係を見てみましょう。

<撮影可能範囲と光学ズームの関係>

 「EX-Z4」では、マクロ撮影時には光学ズームが1〜1.8倍の間に制限されます。

 一方、「Optio S4」のマクロ撮影には、“マクロ”と“スーパーマクロ”の2種類があり、 “マクロ撮影時”なら光学ズーム全域を使用することができますが、 “スーパーマクロ撮影時”には光学ズームが1.8倍に固定されてしまいます。

 ちなみに、上記の撮影可能範囲の数値はカタログに掲載されているスペック値です。 実際には両機種とも、もっと被写体に寄って撮影することができます。 下は縦3.6cm×横4.3cmのコンパクトフラッシュを実際に撮影したサンプル画像です (埃まみれでちょっと汚いですが…)。

<実際の最短撮影距離>

 スペック上での両機種の最短撮影距離は6cmですが、 「Optio S4」は5.5cmまで、「EX-Z4」なら4.5cmまで寄れました。 これだけ寄ることができれば、大抵のマクロ撮影には不便しないと思います。

 で、結局どっちがマクロ撮影に優れているのかというと…、

 撮影距離が10cm以下になるような、指輪や宝石などの小物を撮影することが多い人には、 光学ズームを1〜1.8倍の間で使用できる「EX-Z4」の方が適していると思います。 「Optio S4」だと、光学ズームが1.8倍に固定されてしまいますからね。

 逆にそこまで寄って撮影することがない人には、 光学ズーム全域を使用できる「Optio S4」の方が 構図の自由度が高いのでオススメです。

「EX-Z4」 VS 「Optio S4」:動画撮影比較

晴天=悪条件!? 逆光になると破綻する画質

 動画撮影のスペックは両機種共ほぼ同じです。

 解像度は320×240、フレームレートは15fps。 これらの値や圧縮率は固定されていて、設定を変更することはできません。 撮影時間は最長60秒です。

 相違点は、光学ズームが使えるかどうかです。 「EX-Z4」は“動画撮影前”なら光学ズームを使用できますが、 「Optio S4」は光学ズームを全く使うことができません。 なお、両機種とも“動画撮影中”ならデジタルズームが使用できます。

<動画サンプル>


スミア発生例  さて、肝心の動画の画質ですが、両機種共に良くありません。

 というのも、太陽などの強烈な光源を動画で撮影すると、 左の画像のように、スミア(光の帯)が発生するのです。 さらに、このスミアの影響かどうかは分かりませんが、 晴天下で動画撮影を行うと、少し逆光になっただけで画面が紫色がかってしまいます。

 両機種共にこの現象が起こるので、これは個体差ではなく仕様なのかもしれません。


 あと、「Optio S4」では早送り動画も撮影できます。 これは動画撮影時のフレームレートを遅らせる(コマを落とす)ことで、 早送りになったような動画を撮影できるというものです。 設定できる倍速は、オフ(×1)、×2、×5、×10、×20、×50、×100。 オフ(×1)以外の早送り動画撮影時には、音声が録音されません。

<早送り動画サンプル>

 ちなみに、通常の動画撮影時間は最長60秒ですが、 早送り動画設定時には「×2設定時→120秒」「×100設定時→100分」というように、 倍速分だけ撮影時間が延びます。 植物の生長具合などの定点観測に使えるかもしれません。 でも動画撮影時には液晶モニターをオフにできないので、ACアダプタを使わない限り、 100分連続動画撮影というのは無理でしょうけどね…。

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