Last Update : 2003/11/29

「EX-Z4」 VS 「Optio S4」:操作性比較

誰にでも簡単に扱える「EX-Z4」、慣れればスムーズ「Optio S4」

<十字キー&決定ボタン>
 まず、操作性に一番大きな影響を与える十字キーと決定ボタンについて。

 十字キーの直径は「EX-Z4」が約1.6cm、「Optio S4」は約1cm。 ボディデザイン比較のところでも書きましたが、 「EX-Z4」の十字キーと決定ボタンは独立型。それぞれ別々に付いています。 対する「Optio S4」の十字キーと決定ボタンは一体型。十字キーの中心を押し込むと、“決定”になるわけです。

 「EX-Z4」の十字キーと決定ボタンは独立型で、さらに「Optio S4」よりも大きいため、誰でも簡単に操作することができます。 初めて手にした人でも操作ミスをすることは、ほとんどないでしょう。

 一方、「Optio S4」の十字キーは一体型で、大きさも約1cmと小さいため、 慣れないうちは十字キーの操作時に間違ってボタンを押し込んでしまい、勝手に“決定”となってしまうことも多々あります。 私も最初は苦労しました。しかし、このボタン操作に慣れると、指を上下左右に移動させる範囲が狭いこともあって、素早く操作することが可能です。


<電源スイッチ&シャッターボタン>
両機種の電源スイッチ&シャッターボタン  両機種の電源スイッチとシャッターボタンの位置は、ご覧のように正反対。 「EX-Z4」の電源スイッチは左側、シャッターボタンは右側に付いています。 「Optio S4」の電源スイッチは右側、シャッターボタンは左側です。

 「EX-Z4」の電源スイッチは、少し奥まって付いています。 これは持ち運び時などの誤操作を防ぐためだと思いますが、 私は指が太いので少し押しづらいと感じました。 片手だけで電源をオンオフするのは、今でも少してこずります。 一方、シャッターボタンは幅広で押しやすく、適度なクリック感もあるため、 気持ちよくシャッターを切ることができます。

 「Optio S4」の電源スイッチは、右手人差し指ですぐに操作できる位置に付いています。 ボタンも大きく押しやすいので、シャッターチャンスを逃すことなく、カメラを起動できます。 しかし慣れないうちは、シャッターボタンと間違って操作してしまうことがあるかもしれません。 旅行先などで他の人にカメラを渡して記念撮影をお願いする時には、「これがシャッターボタンです」という一言が必要です。 そうしないと、「はい、チーズ」でシャッターを切らずに電源を切られます(笑)。 シャッターボタンはストロークが少し深いため、カメラをしっかりとホールドしていないと、 低速シャッター時には手ぶれする恐れがあります。 「EX-Z4」のように、2秒セルフタイマーがあれば良かったんですけどね。


<撮影モード・再生モード切替>
 撮影モードと再生モードの切り替え方法は、「EX-Z4」がボディ上部のモードスイッチによる機械式、「Optio S4」は再生ボタンによる電子式です。

 「EX-Z4」は、モードスイッチを「REC」に切り替えると撮影モードになり、 「PLAY」に切り替えると再生モードになるという簡単操作。 単純明快で、初心者でも迷うことなく扱えます。 一つ気になったのは、撮影モードから再生モードに移って10秒ほどすると、自動的にレンズがボディに格納されること。 これはレンズの保護のためだと思うんですが、 撮影モードに戻る時には、またレンズがせり出すため、 その分だけ余計に時間がかかるわけです。 できれば再生時のレンズ格納のオンオフ設定が欲しかったです。

 「Optio S4」は、撮影モードと再生モードの切替を再生ボタンで行います。 再生ボタンを押すごとに「撮影」と「再生」が切り替わるわけですね。 また、画像再生時やメニュー表示中でも、シャッターボタンを押すだけで撮影モードに切り替えられます。 撮影に素早く戻ることができるので、シャッターチャンスに強いですね。
 また、再生ボタンを押しながら電源を入れると、再生専用モードにも入れます。 「Optio S4」は再生モードに移ってもレンズがボディに収納されないので、 長時間画像を再生する場合はレンズの保護のために、この再生専用モードを使う方が良いでしょう。


<各設定項目に到達するまでの操作回数の比較>

 露出補正に至るまでの操作回数は、「Optio S4」の2回に対し、「EX-Z4」は6回と開きがありますが、 露出補正はキーカスタマイズで十字キーの左右に設定するのがベストだと思うので、比較対象から外します。
 マクロとISO感度は両機種ともに同じ操作回数ですが、 ホワイトバランスとセルフタイマー、撮影モード切替の操作回数は、「Optio S4」の方が少ないという結果になりました。 それだけ素早く設定を変更できるわけですから、「Optio S4」の方が操作性が良いみたいですね。

Optio S4 バーチャルモードダイヤル  撮影モード切替について、少し補足説明をします。

 ボディデザイン比較でも書きましたが、 「Optio S4」は十字キーの下ボタンを押すと、撮影モードを切り替える「バーチャルモードダイヤル」が表示されます。 メニューを呼び出さなくても、撮影モードをスムーズに切り替えられるわけですね。 撮影時には、撮影モードを頻繁に変更することになりますから、この仕様は便利だと感じました。

EX-Z4 撮影モード切替  一方、「EX-Z4」で撮影モードを切り替えるには、このようにメニューを呼び出す必要があります。
 キーカスタマイズで「撮影モード」を設定すれば、十字キーの左右で素早く撮影モードを切り替えることもできますが、 よく使用する「露出補正」がメニューに入らないと変更できなくなります。 露出補正のメニュー位置は、カーソルの初期位置から遠いため(設定項目に達するまでの操作回数は6回)、 キーカスタマイズで「撮影モード」を設定するのは実用的ではありません。 やっぱりベストは「露出補正」ですね。
 まぁ、この辺りは、各種設定を記憶する「モードメモリ」に、 “カーソルの初期位置”という項目が追加されれば、解決する問題だと思うんですけどね。

はまり道 デジカメ検索サイト